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絶対の正解がない現場で新しいかたちを求め続ける グロウのこだわりと想い パタンナー編

パターン・デザイン課の平松・田口へのインタビューが Ready to Fshionに掲載されましたので、その内容の一部をお届けします。

子供服のパタンナーってどんなお仕事?

──まずは、子供服のパタンナーの特徴についてお聞かせください。子供服のものづくりはメンズ・レディースアイテムのものづくりとどのような点で異なるのでしょうか?

平松:レディースやメンズのパタンナーは担当するアイテムカテゴリがある程度絞られているかと思いますが、子供服のパタンナーの場合は子供に関わるアパレルアイテム全てに関わります。

子供服では基本的に男児・女児の両方のアイテムを一緒に手がけます。新生児(「devirock」では取り扱いがありませんが)からジュニア層、親子ペアの大人服までを対象に、カットソーや布帛はもちろん、中綿ダウンジャケット、水着など幅広い性別・年齢・サイズ・素材のアイテムに関わりますね。

──かなり広範なアイテムに携わるということですね。お2人は中途でグロウさんに入社されたと伺っていますが、もともと子供服のパタンナーとしてお仕事をされていたのですか?

平松:わたしはこれまでずっと子供服ブランドで働いていて、グロウが4社目です。

田口:私はグロウが2社目で、以前はレディースのアパレルブランドで働いていました。グロウに入ってから初めて子供服に携わりましたね。

──平松さんはなぜ最初から子供服ブランドの会社に入社されたのですか?

平松:実は私も学生の頃はレディースのパタンナーを目指していたんです。就職活動の中でパタンナーを募集している企業を探していたところ、子供服メーカーの内定をいただいくことになって。アイテムカテゴリ関係なくどうしてもパタンナーとして働きたいという思いがあったので、まずはここで頑張ろうと思って子供服に関わるようになりました。

──レディースのパタンナーになりたいと思ったことはなかったのですか?

平松:実はあったんですよ。子供服パタンナーとして13年ほど働いたタイミングでレディースパタンナーに転職したいなと思い、久々にレディースのパターンの立体裁断を学ぶため職業訓練系の学校に通っていたこともあって。

そこで自分の強みややりたいことをあらためて考え直した時に、やっぱり自分の強みは10年以上子供服のパターンに関わっていた経験、次々新しい子供服をつくっていく楽しさや喜びだと気づいて、もう一度子供服のパタンナーになろうと思いいまでも子供服のパタンナーとして働いています。

──そういう経緯があったんですね。では、田口さんはご転職される際、レディースから子供服へと扱う対象が変わることに戸惑いはありませんでしたか?

田口:もともと入社するまでは、そこまで戸惑いはなかったんですよ。子供服と言っても同じ服ですし、なんとかなるかなと思って入社したんですけど、実際入社してみるとサイズ展開の多さにびっくりして。

レディースだったら5〜3サイズのところ子供服は80cmから160cmまであり、かつ全サイズにグレーディングするっていうのが本当に大変で苦労しました。自分の中の常識が通じないこともあったので、わからないことがあったらとにかく平松さんに相談するようにしてましたね。

パタンナーの仕事に絶対の正解はない

──平松さんは田口さんのような新しく子供服のパタンナーとして働く人に対してどのようなことを考えて一緒にお仕事をされるのですか?

平松:パタンナーの仕事は、1+1=2にはならなくて絶対の正解があるものではないと思っているんです。一緒に働いてる田口さんと私でも、デザイナーさんが提示するデザイン画に対して、全く同じパターンをつくることは無理だと思うんですね。

それが大人でも子供でも、着る人の満足を得られるものが正解のような服になると思っているので、経験があろうがなかろうが、素敵な服をつくりたいという気持ちがあればだれでもできるのかなって思っています。

田口:平松さんは私の意見も積極的に聞いてくれるんです。もちろん、同じ意見じゃない場面もあってその時は、私の意見でやってみようと言ってくれます。それが1番嬉しいですね。

──チームとしての意見の交流がとてもきれいですね。正解がないというお仕事の中で、チームとしてものづくりの意思決定を定めていかなくてはならない場面はあると思います。その時はどのようなことを意識されるのですか?

田口:ものづくりにおいてはパタンナー同士はもちろん、デザイナーやマーチャンダイザー(MD)、製造工場などと相談していきます。各方面にとって最適な方法を細かく相談した上で決定するようにはしています。

平松:パタンナーの場合は仕様書をつくる段階やパターンを作る段階などそれぞれで相談が必要な場面があります。そのそれぞれの段階で、思っていることを具体的にして目指すべきかたちにできているかどうかをしっかりとすり合わせることが大事だと思います。たしかに私の経験則で判断がつくことももちろんありますが、その判断基準を持つための経験を田口さんにもしてほしいなと。きっと田口さんの成長に繋がるはずですし、その方がチームとして意味があるので、私の意見を押し付けるようなやり方は絶対にしない方がいいと思っています。

──平松さんのおっしゃる通り、ものづくりの感覚・考え方は人それぞれ異なると思われますが、ものづくりの方向性や考え方をチーム内で共有するためにはどのようなことに取り組まれているのですか?

平松:「devirock」では、かたちに対する意識を統一するために基本のかたちとなるサンプル資料をカテゴリごとに用意していていますね。

メンズ・レディースであればいわゆる原型とよばれるものがありますが、子供服の場合はほとんどありません。なので、パッと見で理解できるものの資料を用意する必要があります。そで丈や膝丈などは人によって感覚がちがいますが、サンプルさえあれば統一の基準に長さを調整できます。サイズ帯が多いため、丈の長さなどは細かく設定するようには心がけていますね。

──たしかに基準がしっかりしているとチームでものづくりは上手くいきそうですね。丈の基準などで表れてくるかと思いますが、あらためて「devirock」らしさを維持するために心がけていることとはなんでしょうか?

平松:私がつくったものも田口さんがつくったものも、お客様からすると関係ないことでどのブランドであるかが重要になってきます。なので、そこがブレないように先ほどの通り相談しながら確認するようにしています。また「devirock」はEC販売のみを行なっているブランドです。画像だけを見て買われる方やリピーターの方が多いため、サイズ感のブレは特に気をつけるようにしています。

掲載されたインタビュー記事の全文はこちら(Ready to Fshion 掲載記事

オフィスでサンプルのサイズ確認を行う田口

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